人間不信の哲学「韓非子 」の名言 ①  vol.131

 

◇「韓非子」は、中国・戦国時代の

 法家である思想家韓非の著作です。

 その特徴を一言でいえば、

 人間不信の哲学の上に立って、

 権力のあり方を追求している点にあります。

 

 「人間は信用ならない」 という

   考え方が根底にあります。

 そして権力維持の方途をさぐった本、

 それが「韓非子」です。

 

 三国志で有名な諸葛孔明が

 座右においた帝王学の書でもあります。

 

◇ 彼の統治理論の中核となるのは、

 「法」「術」「勢」

  三つの要件です。

 

 「法」とは、法律のこと。

 

 「術」とは、「法」を運用して
  
 部下をコントロールするためのノウハウ。

 

「勢」は権勢とか権限という意味です。

 

「法」を貫徹して「術」を駆使し、

「勢」を握って部下をコントロールするのが、

 組織管理の要諦であると

 「韓非子」は主張しました。

 

 ◇ 中国ではむかしから、

  組織管理のポイントとして、

 「厳」「寛」のバランスをとる

  ことが必要だといわれてきました。

 

  「厳」に片寄ると、

  命令に従わせることはできても、

  心服はされない。

 

  一方、「寛」に過ぎると、

  組織のなかに「甘えの構造」が

  生まれてきます。

 

  両者のバランスをとるのが

  望ましい組織管理のあり方だと

  言われてきましたが

 「韓非子」はあくまでも

 「厳」に固執します。

 

 徹底して部下を疑えと説きました。

 基本原則は「厳」だというのです。

             つづく

 

<今日の名言>

人生において大事なことは、

   夢と勇気とサムマネー

 チャップリン「ライムライト」の映画より

*人生には勇気と夢があれば、
 あとは金持ちでなくてもよい生活ができる。
 楽しみの持てる少しの金があればそれで十分。
 要するにお金よりも前向きな気持ちの方が
 大事だということです。

 しかし、トンビは少し違います。

 夢と勇気とマッチマネー

 学ぶだけでも、結構お金がいるものです。

 

今日一日の人生を大切に!

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トンビ博士

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