◇ ものごとを考える時に、近視眼的に
見てしまうことはよくあります。
問題が今、目の前で起こっている
わけですから、それをすぐに解決
しようとするあまり、先のことは
後まわしにして、今この時の状況に
どう対処するかだけを
考えてしまいがちです。
トンビも基本的にこのパターン。
しかし、短期的な視点と長期的な視点、
その視点をどこに置くかにより、
出てくる結果が大きく変わってきます。
◇ 例えば、目先の売上を上げることだけを
考えれば、大量に営業マンや渉外社員を採用し、
頭数を増やして、とにかく売らせれば
不可能ではありません。
しかし、そんなことをしても
人は育つ訳がありません。
結果的に多くの脱落者を生み、
セールスの質も下がってしまいます。
ですから、大量採用は短期的に見れば
売上に貢献するかもしれませんが、
長期的にはセールス部門の弱体化を招き、
それを元通りに修正するには、
大変なエネルギーと時間を要します。
「人を育てるには、
多大な労力と時間が必要です」
しかしこういう理屈がわかっていても、
短期的な売上や成果を求められる企業では、
往々にして起こりやすい問題です。
このように長い時間軸で
物事を考えることは、非常に重要であり、
特に経営者にとっては
必要な資質ということになります。
つづく
<今日の名言>
前例がない、だからやる。
樋口廣太郎(アサヒビール 中興の祖)
*世の中は変化し続けています。
前例は意味がない ” 前例がないからやる ”
その強い覚悟が必要です。
今日一日の人生を大切に!