◇ 柔道や合気道、相撲に「空気投げ」
という技があります。
「空気投げ」は千代大海が2009年に
5月場所のカド番脱出がかかった
千秋楽にて、出した伝説の大技です。
千代大海の相手は把瑠都でしたが、
把瑠都の負けかたが,、なんとなくおかしくて
明らかに八百長だろうと噂がたちました。
その決め技が、触ってもないのに
把瑠都が吹っ飛んでいるように見えるので
「空気投げ」ではないかと言われている技です。
この「空気投げ」は大きな力を使わずに、
大きな人を投げる技を示すのですが、
大きな仕事をするときも
この「空気投げ」が有効です。
大きな仕事は正面から取り組むと
大変な労力がかかります。
しかし組織の力学や外部の権威・知見を
利用することで、動かせなかかったものが
動かせるようになる、というのが
「空気投げのテクニック」です。
◇ 例えば 明治維新は「黒船」という
外圧が起点となりました。
また 郵政民営化も政治家の論理や
法律立案能力そのものよりも
むしろ民意という外部の大きな力で
動いたのです。
小泉元首相は、この「空気投げ」の技を
実にうまく利用しました。
投げられた方は、たまったもんではありません。
目的を達成するためには、
組織内だけに目をやらず、
外の力をうまく利用すれば最短距離で、
そして最小労力でアプローチする方法が
見つかるかもしれません。
「自力」も大事ですが「他力」のほうが
より大きな力とるはずです。
*今日一日の人生を大切に!