◇セールスにおいては、商品はもちろん、
それを売る自分自身のストーリーも
上手く語らなければなりません。
あなたが紡ぎ出すストーリーが
熱意や臨場感に溢れていればいるほど、
お客様には商品が魅力的に映るのです。
◇ ジョーダンも初めからセールスの
スキルがあったわけではありません。
初めての仕事は、
8歳の時にやった新聞配達でした。
彼は新規の購読客を獲得するために
飛び込み営業を行いましたが、
うまくいきませんでした。
その原因は、
新聞を購読していない人たちに対して
セールスをしていたからでした。
父親の親友が、ジョーダンがうまくいかない
のを見かねてアドバイスをしました。
「ジョーダン、やり方が逆だ。
他の新聞配達の少年についていって、
彼らのお客にセールスをするんだ。
なぜなら、新聞を1紙読む人は、
2紙目も読む可能性があるからだ」
「どんな人にペプシを売れば
買ってくれると思うかい?」
「 それは、コーラを飲む人たちだ」
「コーラがいいものだと知らない人に
セールスしてもうまくいかないんだ」
「ターゲットを絞って、
その分野に興味のある人を見つけるんだ」
ターゲットをきちんと絞り込んで、
そこに全力で売り込む。
つまり、炭酸飲料を飲まない人間に
ペプシを売っても無駄だということを
ジョーダンに教えました。
◇ ジョーダンは、セールスについて
このように述べています。
あなたは,自分を説得しなければならない。
自分の中から
「絶対にできる。必要なスキルは持っている。
知るべきものは知っている」
という声がわき上がってきて、
その声をコントロールし、
力を解放することができれば、
何でも達成することが可能なのだ。
成功できない。
ただ鏡に向かって「僕はできる! 僕はできる!」と
言っているばかりではダメだ。
鏡と向き合っても、貧乏になるだけだ。
賢さ、知性、そして人生をありのままに
見ることが大事だと信じている。
百害あって一利なしなのだ。
現状を悪く捉え、
「お金がない、そんなに働きたくない。
家族と会えない・・・」といった、
誤ったストーリーに耳を
傾けてしまってはダメだ。
そんなことでは、人生で本当に
得たいものを手にすることはできない。
抜け出す秘訣は、とてもシンプルだ。
状況を現状より悪く見るのではなく、
ありのままに見ること。
状況を正確に捉え、課題を発見し、乗り越え、
目標に到達するための戦略を立てるのである。
これこそが目標に到達するための
唯一の方法なのだ。
ビジョンがあってこそ、
目標は成し遂げることができるからだ。
つづく
*今日一日の人生を大切に!