◇中国の兵法書に「孫子」という
古典があります。
紀元前500年ごろ、
春秋時代に書かれた書です。
ナポレオンや毛沢東も「孫子」
を座右の書としていました。
日本では,そんなに有名な本ではありませんが、
アメリカのMBAでは、この本が教科書
代わりに使われたりします。
ソフトバンクの孫社長も
この本に出会い、大きな影響を
受けたと聞いています。
古代中国の孫子の思想は、
現代のビジネスにおいても
参考にされているのです。
◇その孫子の中で「走・弛・陥・崩・乱・北」
という敗北にいたるポイントが示めされています。
走:戦力は互角でも、力が分散して集中していない。
弛:装備も訓練もよいが、トップの能力が劣る
陥:トップは優秀でも、部下に実力がない
崩:トップが勝手な行動を取り、幹部がこれを止められない
乱:組織の統制が弱く、規律がなくバラバラ
北:少数で多勢を相手にしたり、弱小チームを強敵にあてたり、
重点でない ところに力を注いでいる。
事の敗因を知ることは、
次なる勝利に向けた必要不可欠な
作業です。
そして敗因の最大の要因は、
「管理者自身」 にあるのです。
多くの戦いの中から集約された
これらのポイントは、仕事をするうえでも
肝銘すべきでしょう。
敗因を減少させ、より勝因を増やすために
必要な措置を取っていきたいものです。
◇また その「孫氏」の中に
「善く戦うものは、之を勢に求めて、人に求めず」
という言葉があります。
「名将とは勝利を戦いの流れに求めて、
人材には求めようとしない」
という意味です。
個人の技能を高めることは、もちろん
必要ですが、まず集団の力を引き出すことが
先決だと、孫氏には書いてあります。
「パレードの法則」を勉強したばかりなので、
なんとなくストンと腑に落ちるところがあります。
個人の技能や実績も大事ですが、
それよりも集団とか組織とかの流れが
より大事なのかもしれません。
「どこに集中して資源を投入するか、
そして その どこに を 見極めること」
忘れないでください。
<今日の 名言>
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並以下の能力を向上させるために
無駄な時間を使ってはならない。
強みに集中して取組むべきである。
無能を並の水準にするには、
一流を超一流にするより
はるかに多くのエネルギーを必要とする。
しかるに、あまりに多くの人たち、
組織、そして学校の先生たちが、
無能を並にすることに懸命になっている。
資源に対しても時間に対しても、
有能な者をスターにするために
使わなければならない。
P.F ドラッガー
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今日はもうひとつおまけ!
無能より、不能のほうが気にかかり
77歳の元社長
*やっぱし いくつになっても
どちらかというと
こちらのほうが気になるもんですかね。
*今日一日の人生を大切に!