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稲盛和夫氏の人生方程式     vol.25

一番力を入れたのは、

       従業員にこの会社は潰れたと、

                          理解させることでした」

 

これは、日本航空(JAL)の稲盛和夫名誉会長が

しみじみと述懐した言葉です。

 

「本当は職を失って路頭に迷わなければ

    ならないはずなのに、

          誰も潰れたという意識がない。

            倒産したという意識を全員に持たせ、

                   深く反省してもらう必要がありました」

 

◇その当時の日航の体質は、

 山崎豊子氏の「沈まぬ太陽」を読めば

 よく理解できます。

 

 結局、過去の栄光に溺れ「パラダイムシフト」

 できなかった ということだと思います。

 

 そして稲盛和夫氏が投入され、

 JALは再上場を果たしました。

 

◇本日は、この稲盛氏の人生方程式を

 紹介します。

   その方程式とは

 

人生・仕事の結果 = 考え方×熱意×能力

 

 「能力」とは、才能や知能といった

 「先天的な資質」を表し、

 

 「熱意」とは、情熱や努力する心といった

 「後天的な努力」を表します。

 

「考え方」とは、哲学や思想、倫理観

 といった生きる姿勢、それらをすべて包含した

 「人格」を表します。

 

その中でも最も大事なものが「考え方」であり、

「能力」「熱意」は 0点から100点 までの

 点数があるのに対し、

「考え方」は -100点から100点 までの

 点数が存在する、という方程式です。

 

つまり、

「考え方」はマイナスからプラス

までの幅広い範囲があり、その考え方次第で

人生・仕事の結果(成果)が 

マイナスにもなるしプラスにもなる。

 

たとえ「熱意」や「能力」が高得点でも

その時の「考え方」がマイナス思考の場合は、

マイナスの人生や仕事となって

しまうということです。 

 

 なるほど….  なるほど…

 

◇何事もプラス思考で捉えることができれば、

 あとは努力次第、自己研鑽次第

 ということになります。

 

しかしここを多少怠ったところで

「考え方」さえ間違っていなければ

成果がマイナスになることはありません。

 

いかに「考え方」が大事であるかを

この方程式は言い表しています。 

 

◇人生において、

 何が起きても、 辛い経験をしても、

 どんな失敗をしても 厳しく叱責されても

 まずは、「プラス思考」で捉えてみましょう。

 

 そうすれば

 人生方程式の解が、マイナスになる

 ことはありませんし、

 そして その「思考パターン」が習慣と

 なれば、 人生がより良い方向に動いて

 いくのではないでしょうか。

 

<今日の名言>

  •  生涯を通じて打ち込める仕事を

      持てるかどうかで、人生の幸不幸が

      決まります。

      まず、働く意義を見つけることです。

 

  • 人生というドラマにおいては、

    自分を主役にして脚本を書いた人と

    目的意識もなく惰性で生きてきた人では、

    大変な違いができるのです。

 

  • あらゆる事象は、心の反映である。

                                                                               稲盛和夫 

 

*今日一日の人生を大切に!

 

トンビ博士

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