手柄を譲る vol.1061
◇ 戦国時代に、 豊臣秀吉は敵を攻めた際、 ほぼ勝利は目に見えていた にもかかわらず、 織田信長に援軍の要請を たびたびしている。 信長様のご威光がなければ、 勝利す…
◇ 戦国時代に、 豊臣秀吉は敵を攻めた際、 ほぼ勝利は目に見えていた にもかかわらず、 織田信長に援軍の要請を たびたびしている。 信長様のご威光がなければ、 勝利す…
旧典なりといえども、治平(ちへい)久しく、 今に至りては、時勢人情に麒輛(そご)し、 処置の当たらざることあり ◇ 堀勝名 は 江戸中期の人。 細川重肉(しげかた)の臣で 熊本藩宝暦改革を…
◇ 本日は「がん死」について 考えてみることにする。 がんと闘うことの苦しみや辛さは、 その身にならなければ、 到底わかるものではない。 しかし、たとえ肉体が がんに蝕まれようとも、 …
◇ オーストリアの詩人、 リルケに自作の詩を送った フランツ・カプスという若い詩人がいた。 彼はリルケに自分の詩の批評を求めて 手紙を書いたが、 リルケはその申し出を断った。 …
◇ もしも、人生が 山頂にたどりつくための 登山だとしたら、 人生の大半は、 「途上」になってしまう。 また、登山そのものが 失敗に終わる可能性もありうる。 そう…
◇たとえば、 「わたしは悲観的な性格だ」と 思い悩んでいる人がいたとする。 たとえばその言葉を、 「わたしは悲観的な 世界観をもっている」 と言い換えてみる。 …
◇「大切なのは、 何が与えられているかではなく、 与えられたものをどう使うかである」 何が与えられているかに 注目するのではなく、 「与えらたものをどう使うか」に 注目すること。…
◇ アドラー心理学では、 「怒りに駆られて、大声を出した」 ということではなく、 「大声を出すために怒った」 ということになる。 つまり、大声を出すという目的を かなえるために、 &n…
◇ アドラー心理学では、 トラウマを明確に否定する。 いかなる経験も、 それ自体では成功の原因でも 失敗の原因でもない。 われわれは自分の 経験によるショック、 いわゆ…
◇「あらゆる結果の前には 必ず原因がある」とは、 「現在」が「過去」の出来事に 規定されるということ。 しかし、過去の原因にばかり目を向け、 原因だけで物事を説明しようとすると、…
◇ 「吾輩は猫である。 名前はまだない」 この印象的な書き出しで 始まる文章は、 明治の文豪・夏目漱石の 「吾輩は猫である」という小説だ。 この夏目…
◇ 最大の誤算は西軍首脳の 戦略目標にブレがあった点だ。 西軍首脳に数えられるのは 三成のほか、 毛利輝元、宇喜多秀家、大谷吉継、 小西行長、安国寺恵瓊--と多い。 …
◇ 「怜悧(れいり)な インテリ官僚という 石田三成のイメージは、 後世の間違いで、 武将としての資質を備えていた」 ――と、 中野等・…
◇ 城山三郎氏の遺稿でもある、 亡き妻・容子さんに宛てた 「恋文」ともいえる文書は、 のちに刊行されたので 題名をご存じの方もいるかもしれない。 「そうか、もう君はいないのか」 &n…
母よ タニシにように苦い泥をのんで 黙りこくっている 歴代百姓の系列の肉親の 突然変異の特別柔弱であった そのためだけに 子守も下男も田植えもできなかった そのためだけに &nb…
◇「宗左近」という迫力のある 殺気のある詩人に出会った。 北九州市戸畑の出身。 東京大空襲の際、 目の前で母親を失った喪失感と 必死に生きていくために、 自分自身に…
十人に三人とも、 不良の臣交りつかうまつれば、 七人の忠良は有(あり)てもなきが如し 細井平洲 ◇ すべての職場に 言えることではないが、 1 0人中 3人ぐらい…
◇ 今日は二十四節気の一つ、 啓蟄 だ。 啓蟄とは、 「冬ごもりの虫が 地中から這い出ること」 を表して、 春の季語としても使われる。 ◇ 人間のように…
◇ 脳科学者の池谷裕二氏が その著書の中で、 学習にあたっては、 【 予 習 : 学 習 : 復 習 = 1/4 : 1 : 4 】 と書か…
◇ 日本は四季がハッキリしている。 農作物を作り、日常生活を送る上で 季節の移ろいを敏感に感じとることを、 昔から大切にしていきた。 そこで、太陽の動きを基に 一年を二十四等分して季…