万葉集の防人たちの歌    vol.332

 

万葉集は日本最古の歌集である。

     中でも現代人に愛されているのは、

 

 日本防衛のために、

    九州北部に向かった防人たちの歌。

 

愛する妻を描いた絵を持って、

任地へ行きたいと思う人もいた。

 

九州に赴任してきた、

サラリーマン戦士にも相通ずるものがあるはずだ。

 

 わが妻も、絵に描きとらむ 暇(いずま)もが 

 旅行く吾(あれ)は 見つつ偲ばむ

 

*私の妻をも絵に描きとる時間が欲しい。

 旅を続ける私はそれを見ながら偲ぼうに。

 

また、夫を思う妻の強い思いが、

面影となって現れる歌もある。

 

わが妻は いたく恋しらし 飲む水に 

影さえ見えて よに忘られず

 

*私の妻はひどく恋こがれているに違いない。

 飲む水に影さえも見えて、

   決して忘れられないことだ。

 

◇ いくら文明が開けても人の気持ちは

    昔のままと思いたいが、

 

はたしてここまで思われている人が

今の世の中にどのくらいいることやら。

 

いや・・・

トンビが知らないだけなのかもしれない。

 

 

<今日の名言>

どうして自分を責めるんですか? 

他人がちゃんと必要なときに

責めてくれるんだから、

いいじゃないですか? 

          アルベルト・アインシュタイン

 

 

*不安があるとき、人はどうしても
 自己否定の思考パターンになりがち。
 それよりも開きなおったほうが道が開ける。 

 

 

今日一日の人生を大切に!

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